074

ヨーロッパ
オランダ・ベルギー国境、カームトハウトセ・ハイデ湿原
碍子と針金
オランダとベルギーの合同合宿で「ドロッピング」に放り出された四人の高校生は、深い霧の湿原で方位磁針が狂う場所に迷い込む。そこに現れたのは、第一次世界大戦中に高圧電流の国境柵で命を落とした、越境者たちの残留する記憶だった。
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074

オランダ・ベルギー国境、カームトハウトセ・ハイデ湿原
オランダとベルギーの合同合宿で「ドロッピング」に放り出された四人の高校生は、深い霧の湿原で方位磁針が狂う場所に迷い込む。そこに現れたのは、第一次世界大戦中に高圧電流の国境柵で命を落とした、越境者たちの残留する記憶だった。
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073

韓国・江原道麟蹄郡、軍事境界線に近い山岳地帯
臨時の夜間警戒で山頂の副哨所に入ったハン・ジヌ一等兵は、暗視鏡越しに朝鮮戦争当時の軍服を纏った兵士の影を見る。通信線の切れた旧式野戦電話が鳴り出し、鉄条網に取り付く無数の亡霊たちを前に、先任兵チェ・ソンホが下した決断だけが、二人を生かした。
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060

韓国・江原道楊口郡、亥安盆地(パンチボウル)の軍事境界線一帯
兵役の終わりを間近に控えた兵長ミンソクは、新兵ジヌとともに楊口の最前線監視哨で深夜の歩哨に立つ。立入禁止区域の廃掩体壕に放置された断線した野戦電話が、真夜中に一人でに鳴り始め、通気管の奥から三十年前の交戦音声が響いてくる。ミンソクとジヌは、旧式の戦闘服をまとった白濁した眼の兵士と対峙し、政変の混乱の陰に埋もれた分隊全滅の記憶と向き合うことになる。
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017

読了 17分
001

読了 12分